Back to Europe-Top  近代建築史を先導した建築家たちの建築写真を掲載しています!

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ヨ−ロッパ研修の旅・名建築を訪ねて!


夏の家 1952-1953

分割した中庭の壁面には様々な素材が様々なテクスチャで用いられ、耐候性のテストも目的とされていたと言われてる。内部空間は極めて質素な素材が使われており、空間の豊かさは材質の豊かさに依らないことを実証している。ダイナミックな中庭の空間と、慎ましやかな内部の空間の絶妙なコントラストを体験することが出来る。


夏の家:アルヴァ・アアルト


夏の家:アルヴァ・アアルト




ヘルシンキ工科大学 1949-1966

主に使われている材料はレンガです。大きなプロジェクトでアアルトがレンガを使ったのはこれが最期だそうです。象徴的な形をしており、壁のマスの動き、壁と窓のリズム、導線、至る所にアアルトの凄さが伺えます。アアルトは建築の中で特に導線を重要としました。何かに近づく、何かが遠くに見えると言った建築、見る位置により変化する建築が周りのものを活気付けたり、驚かせたり、そんな装置になっているようです。


ヘルシンキ工科大学:アルヴァ・アアルト




フィンランディアホール 1962-1971

フィンランディアホールはコンサートホール兼会議場として作られた。真っ青な空をバックに真っ白な大理石貼りの壁が光る。自然に映える鮮やかな白い大理石が印象的ホール内は、主に青と白の2色で構成されています。この2色はフィンランドの国旗の色です。


フィンランディアホール:アルヴァ・アアルト


フィンランディアホール:アルヴァ・アアルト




ロンシャンの礼拝堂
 1955

シェル(貝殻)構造を採用しうねった屋根、それを浮かせるように支える巨大な外壁のマッス、その厚い壁にランダムに配された小さな開口部から幾条もの光が差し込む内部空間が特徴。ファサードはカニの甲羅を形どったとされる独特な形態で、鉄筋コンクリートで可能になった自由な造形を示している。

主要な構造部材は鉄筋コンクリートであり、一部には戦争で破壊されたときに残された石も使われている。スタッコで白く仕上げられた厚い壁で囲まれ、シェル構造によって実現した薄い曲面屋根が、壁に仕込まれた柱によって、あたかも壁から浮いているかのように支えられている。内部から見ると、壁と屋根の間は細い(10cm)スリットで仕切られているのが分かる。屋根下面となる天井は、無仕上げのまま重量感のあるコンクリートの塊として意識され、白い壁のマッスとの対比が内外の空間を印象づけている。


ロンシャンの礼拝堂:ル・コルビュジェ


ロンシャンの礼拝堂:ル・コルビュジェ


ロンシャンの礼拝堂:ル・コルビュジェ




サヴォア邸 1929年


サヴォア邸はモダニズム以前の装飾的で重厚な西洋的伝統建築とは大きく異なり、空間を大胆に使ったことで、当時の建築家たちに大きな衝撃を与えた。ドミノクラブと柱とスラブで支えており、梁は存在しない。ピロティを使うことにより、居住部分がまるで空中に浮かんでいるかのような印象を与え、水平連続窓はたっぷりと光を取り込むことで室内を明るくし透明感を与える。水平連続窓は室内を明るくするだけでなく、時間とともに移り変わる日光の色が室内に映えるようにも設計されている。


サヴォア邸:ル・コルビュジェ


サヴォア邸:ル・コルビュジェ




彼の建築は曲線と細部の装飾を多用した、生物的な建築を得意とし、その独創的なデザインは多くの建築家や芸術家に影響を与えた。その設計手法は独自の構造力学的合理性と物語性に満ちた装飾の二つの側面より成立する。装飾は形式的なものに留まらず、植物・動物・怪物・人間などをリアルに表現した。「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない」と、ガウディは自然の中に最高の形があると信じていた。その背景には幼い頃、バルセロナ郊外の村で過ごし、道端の草花や小さな生き物たちと触れ合った体験からきているという。


サグラダ・ファミリア教会:アントニ−・ガウディ


カサ・ミラ集合住宅:アントニ−・ガウディ


グエル公園:アントニ−・ガウディ



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