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瓦焼
絵本




絵で観る瓦の流れ工程

瓦土
採掘

良質な粘土層の山から採掘。地層は何層にも重なっているが、表層の赤い部分の土は小石や不純物が混っ
ている場合が多く、深く掘り下げて行きながら良質な部分を探す。写真: 赤い低層部分の土は最適な粘土層



工場での焼き工程
山で採掘された土は 空気と適度に混ざりながらほぐされ、
ある程度の寝かしの工程の後、工場に搬入される。工場で
はさらに細かく土と土の調合、不純物の除去、練り等の工
程を経て瓦土として最適な状態に配合されていく。機械化
されたラインを経て成形
段階に進み初めて瓦の形になる。

瓦土
配合
瓦土
成形

様々な部位・部材に応じた型がライン別に出来上がってくる


下の写真は 様々な押出し成形、プレス成形等の鋳型


乾燥台車に乗せ乾燥の工程、焼成用コンテナに乗せ焼き工程と進む。焼き釜は・強制循環式ガス焼成パレットキルン、
トンネル型のユニハプキルンがあり、コンピュ−タプログラム制御で管理される。 下の焼き釜の写真はパレットキルン。

乾燥
台車
焼成
燻し

燻し銀色の日本瓦が出来上がってくる
焼き時間
として
一日( 約20時間 ) 冷却時間として一日


出来上がった瓦はレ−ザ−光線式検査機でチェックした後、
結束、ラベリング、パレット詰・保管。受注に応じ出荷される。

梱包
出荷


現場での葺き工程
瓦葺
施工

上の写真の白く見えているのは防水紙( ここまでの屋根仕
舞いの工程は「木材」のペ−ジ参照 ) 下の写真の白く見
えているのは断熱材と防水紙。 横桟木は瓦固定釘用瓦桟。


軒先・ケラバの瓦は馴染土を敷き込み、一枚一枚丁寧に銅線
で固定される。先端の瓦の割り付け施工後、地瓦の葺き工程
になる。下の写真の施工者は「村山瓦」の村山さん、
瓦の匠


軒先・ケラバ・地瓦と進み、そして棟・水切り等のノシ瓦部分の
葺き工程になる。ここの写真で紹介する瓦は軒先・ケラバは一
文字瓦、鬼はカイズ鬼瓦のタイプです。瓦葺完成と成りました。

瓦葺
完成
瓦葺完成・棟上式


瓦葺の完成、棟上式の時に「餅投げ」・「祝宴」等を行
う風習がありますが、ここ
土佐の高知の地方において

も、この時点に「
祝い」を行う事が少なくなりました

できるだけこのような風習を行いたいとの思いですが
建て主である、住まい手の方と話し合いながら行って
います。左の写真は瓦仕舞いの工程より少し進んで
いますが竹小舞土壁の寝かしの時期に行いました。


施工
事例
住い
完成



一ツ橋の家 : アクシス建築研究所 

Otukaresamadesita !


※ 土佐の高知には何ヶ所か日本瓦の生産地がありますが、良質な粘土層のある山も少なくなり淡路島の良質
な粘土を取り寄せている所も増えてきました。 このホ−ムペ−ジで紹介している「山と工場」の写真は淡路島の
野水瓦産業(株)の野水さん、高知の村山瓦(株)の村山さんに 案内・見学をお願いした時に撮影した写真です。



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